2019年12月08日

早瀬乱『レテの支流』成功の記憶

メガヒットを飛ばして、2年で解散した、ビジュアル系バンド。
これって、モデルが、いるのかな。

BUCK−TICK、BLANKEY JET CITY、ストリートスライダーズ。
あたりが、思い浮かぶんですが。←古い

成功したバンドのボーカルが、解散後、不動産会社の営業マンになる。
昔のプライドが邪魔して、仕事が、上手くいかない。

このままじゃ、いかん。
俺は、普通に平凡に、生きるんだ!
と、一大決心。

バンド絶頂期時代の記憶を消すんですわ。

----------(ここから引用)-----------

人の一生を狂わせる要因は、甘く考えて失敗した体験ではない。
むしろ、意識せず運をよびよせ、思いがけなく成功した経験なのだ。

----------(引用ここまで)-----------

ふむふむ。
なるほどねぇ。
一理あるかもぉ。

自分がスターだった時代の、記憶を消し。
地道に、営業マンとして、頑張る。

その辺までは、面白かった。

その後は、どえらいスケールに、話が膨張。
最後は、何がなんだか、分かりません。

ホラーつーより。
パニック小説ですな。

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2019年12月06日

馳星周『不夜城』 女はとことん耐える

自分を愛してくれている。
そう信じてた女に、銃で撃たれて。
驚愕と困惑の表情を浮かべる男。

女は、とことんウンザリした様子で。
「愛されてるとでも思ってたの? バッカみたい」。
更に容赦無く、銃弾を浴びせる。

これ、男と女が、逆だと。
あんま、リアリティが、無い。

暴力や横暴や浮気や経済的な搾取に、耐えて逃げ出さない女。
そんな女に、「なんだかんだ言っても、俺っちのこと愛してるんじゃん」。

なーんて、思考が明後日の方向に、イッちゃってる男。
そんな男に、とことん憎悪と軽蔑を溜め込む女。

男は、そこまで溜め込まないような気が、するんだよねぇ。
そこまでイク前に、キレちゃうんじゃないかな。

キレない男と生活してるから、良くはわかんないけど。

んで、耐えているのを、許されている、と。
勘違いしちゃうんじゃないかしらん。

『アシュラ』というインド映画で。
主人公のシヴァーニちゃんも、言ってました。
「女は、とことん耐える」

なんで、耐えるのか? 
耐えられるのか? 

それは、わからん。
人類7不思議の1つだわ。

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2019年12月02日

ホラー・アンソロジー『さむけ』 犬のフントラブル

短編集です。
犬飼いとしては。
多島斗志之の『犬の糞』が、面白かった。

犬のフントラブルが、こじれに拗(こじ)れた挙句。
最後は、殺人事件。

犬飼いからの、アドバイス。
こういうの撒くと、いいですよ。

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うちは、家の前にフンされた時。
これを撒いてます。

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持続時間は、短いですけどね。
3時間から7時間てとこ。

この小説みたいに。
散歩の時間が、前以て、分かってるなら。
その直前に撒いておけば、オッケー。

イカレタ愛犬家と、揉めるより。
犬の習性を利用して、犬が自分の家を避けるようにすればいい。

地元の古い住人に、トラブルの仲裁を頼むなんて。
両刀の刃だよ。
なんて、恐ろしい。

こじれたら、収拾つかなくなる。
犬の訓練士や獣医に相談した方が、利口です。

つか、今時。
引っ越して来た新参者を、余所者扱いする、住宅街。
どんな、ど田舎よ。

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2019年11月29日

殺しの方法ではなく理由を知りたかった

あれは、確か私が、10歳の時。
リビング(当時は居間と言ったね)で、母親が、アドルフ・ヒトラーの『わが闘争』を読んでいました。

その時、母親と、こんな会話をしました。

私 「何の本読んでるの?」
母 「ヒトラーの本」
私 「ヒトラーって誰?」
母 「沢山人を殺した人」
私 「なんで殺したの?」
母 「ガス室で」
私 「・・・」

お母さん。
私は、殺した理由を聞いたんです。
殺した方法を聞いたのでは、ありません。


この時、私は、齢(よわい)10にして。
人生に於ける真実を、2つ学びましたわ。

ひとつ。
人間は、人間を、大量に殺す事がある。

ふたつ。
人間は、ガスで死ぬ。

こういう身も蓋も無い、冷酷な現実を知る事は、生きていく上で、とても役に立ちます。

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2019年11月25日

ハセベバクシンオー『ビッグボーナス』

序盤。
パチスロ業界の裏話が、面白い。

中盤。
大藪春彦バリのハードボイルドを期待させる。

終盤。
グダグダ。
偶然が重なり過ぎて、白ける。

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2019年11月24日

萱野葵『ダイナマイト・ビンボー』生活保護の闇

鏡と汚夢。
変な名前の、姉と弟の物語。

姉は、アグレッシブでエキセントリック。
弟は、引きこもりで虚弱で気弱。

姉の鏡は、精神病のふりをして、生活保護を受ける。
結局、7ヶ月で、打ち切られちゃうんだけどね。

生活保護支給の条件として、定期的に通院しなきゃならない。
鏡ちゃんは、通院止めちゃうの。

そりゃそうだよ。
健康な人間が、病気のふりして病院通い。
精神的に、相当キツいわ。

病院て、気が滅入るもん。
病の気が、満ちてるというか。
病気の時でなきゃ、行きたくない。

病院は基本、「病気を治す所」なんだけど。
病気の種類によっては、「病気になる所」のような気もするのよね。

月20万円あげる代わりに、心の病気のふりして、通院して。
なんて言われても。
心が健康な人なら、「真っ平御免」と拒否るわな。

心の病でない人が、病気のふりして、生活保護ガメようとしても。
そう上手くは、いきませんよ。

そういう教訓のお話だと、私は思う。



以下。
生活保護についての、私の考え。

年金より生活保護の方が、支給金額が多いのは、大問題。
真面目に働くより生活保護の方が、手取りの金額が多いのも、これまた大問題。

でも、それは、生活保護受給者の責任ではなくて。
制度の欠陥の問題だよね。

そこをごっちゃにして。
生活保護受給者を叩くのは、筋が違う気がする。
勿論、不正受給者は、叩きまくっていいけれども。

実際に、生活保護を受給している。
シングルマザーが書いてるブログを、読んだ事がある。

率直な感想。

うーん。
楽そうだとか、羨ましいとか。
全然、思えない。

プライバシーもなんも、あったもんじゃない。
メンタルが相当タフじゃないと、やってらんない。
なりふり構わない気合いが、要る。

それって、傍で見るより、大変そう。

働かないのを、「楽」と見るか。
やるべき仕事が無いのを、「不幸」と見るか。

それによって、生活保護の捉え方は、180度真逆になるんじゃないかな。

前者の人は、生活保護を「ラッキー」と捉えるだろう。
後者の人は、「アンラッキー」と捉えるだろう。

「生活保護の実態」みたいな報道を見た時。

こんなに貰ってるの?
ムカつく!

主に金額に、憤(いきどお)るか。

恵まれている気が、することは、する。
けど、でもなぁ。
金の問題では、ないよなぁ。

複雑な気持ちになるか。

その人の仕事に対するスタンスによって、変わるはず。

遣り甲斐のある仕事に恵まれた幸運な人(本当に幸運だと思う)は、「何もしなくてもお金が入ってくる」という状況を、幸せとは感じられないんじゃないかなぁ。

人間は、自分のやった行為を、認めてもらいたい生き物でしょ。
収入や報酬って、一番分かり易い形の「報い」じゃん。
生活保護というのは、その「報い」を失う事だと思うんだよねぇ。

生活保護の不正受給以外の部分を、闇雲にバッシングする人って。
働かないでお金を貰えるのを、羨ましく感じるほど。
今の仕事が、きつくて辛いのかなぁ。

その不平不満を、当たり易い所に当たって、溜飲を下げている。
どうしても、そう見えてしまいます。

生活保護は、廃止して。
堀江貴文さん等が提唱するベーシックインカムに、個人的には、賛成です。

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2019年11月13日

拓未司『禁断のパンダ』カニバリズム

美食と殺人。
落ちは、アレかなぁ。

推測しながら読んでたら、その通りだった。

ちなみに、カニバリズムは、カニバ族から来てるそうですわよ。

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2019年11月11日

重松清『流星ワゴン』流星のサドル

この小説を読んでいると。
久保田利伸の『流星のサドル』を、彷彿とする。

夜を越えていくのさ♪
ゴールなんてなくていい♪
そういう歌詞が、小説のイメージに、ピタリとハマる。

全然、関係無いですが。
久保田利伸の曲では、『Olympicは火の車』が、秀逸だと思います。

この曲を東京オリンピックの、テーマソングにして欲しいです。
絶対に、しないだろうけど。

『流星のサドル』『Olympicは火の車』。
どちらも、このアルバムに、収録されてます。

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東京オリンピックの、胡散臭さと胡乱(うろん)さは、置いておいて。

小説『流星ワゴン』の感想。

チュウさん、滅茶苦茶いい父親じゃん。
でも、自分の父親だったら。
やっぱ私も、反発するわ。

カズおじさんも、いい父親だね。
こんないい父親に育てられて、悪い父親になるわけがない。

残念ながら息子のヒロ君は、よく分かってないみたいですが。
まあ親子なんて、そんなもんだ。

家族ときちんと向き合って再構築できるのは、ちゃんと愛されて育った人の特権だね。
育ちが出るって、そういう事だろうなあ。

これ、虐待されて育った人が、流星ワゴンに乗る。
逆バージョンを書いて欲しいわ。

とてつもなく、陰気で陰鬱で陰惨な、救いの無い。
魂が、奈落の底に、堕ち果てる。
そんな、超絶ブラックな話になりそう。

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2019年11月10日

雫井脩介『犯人に告ぐ』震えて眠れ

「劇場型犯罪」に対抗して、「劇場型捜査」。
なるほどねぇ。

日本の警察が、この小説に登場する警察くらい、柔軟だったら。
凶悪事件の検挙率は、相当に、上がりそう。

犯罪は日々、進化してる。
なのに、警察は、旧態依然としたまま。

いつも、後手後手。
これじゃあ、捕まる者も、捕まらない。

犯罪学者だか誰だかが、そう、書いてた。
同感ですわ。

じゃあ、どうしたらいいか。
対応策を考えてみた。

どう考えても、これしか、思い浮かばない。

若い人に、任せてみたら?

新しいスタイルは、若者が、持ち込む。
ビル・ゲイツは、自著で、そう書いてた。

既存のパターンにはまらない、新しい犯罪。
そういうのは、やっぱり、若者が起こす。

古い頭、古い手法。
いい加減、限界でしょ。

21世紀も、5分の1過ぎたし。
平成も終わって、令和になったし。
昭和の黴(かび)の生えたやり方からは、脱却しましょうよ。

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2019年11月09日

奥田英朗『ララピポ』面白いです

由緒正しき、生粋の作家先生より。
元はライター、という小説家の文章の方が、読みやすい。
ような気がする。

もうさ。
こんだけ本が、溢れかえってると。

文学とか文芸とか文豪とか格調高さとか。
そーゆーの、いらない。

とにかく、読みやすい分かりやすい文章が読みたいの、有難いの。
とか、切実に思うわけ。

うちに積んである本を読み切る前に。
私の寿命のが、先に切れそうだよ。

そーゆー意味では、読みやすくて、とても良い本です。
単純に、面白いし。

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