2019年11月04日

新堂冬樹『砂漠の薔薇』お受験殺人?

新堂冬樹は、篠田節子以来の天才だ。
とまで言ったら、褒め過ぎかしら。

この人は、どうして、こうも駄目人間の心理描写が、巧みなんだろう。

プロフィールを見てる限りでは。
駄目人間とは、対極の位置に居る人っぽいのに。

才能なのか。
性格が、超絶に悪いのか。

この小説って、明らかに。
山田みつ子が起こした、音羽幼女殺害事件。
それをモチーフにしてるんだわよねぇ。



音羽幼女殺害事件に関しては、犯人の夫が僧侶ってのに、虫唾が走ったわ。
赤の他人に仏の道を説いてる暇があったら、自分の妻を救えつーの。

こういう、肝心なところで、役立たずの夫。
世の中には、多いんだろうなぁ。

『砂漠の薔薇』自体は、あくまでも、フィクションですが。
案外と真相も、こんなもんだったりして。

物凄く大好きな人の、一番大事なものを奪う心理。

あんまりにも、救いが無い。
これじゃあ、罪に問えないよ。
殺意が、無いんだもん。

明らかに、精神的に、イッちゃってるから。
病院に入れるしかない。

この犯人に必要なのは、処罰じゃなくて、治療。

砂漠に生れたら、サボテンとして生きるしかないのに。
どうして、薔薇になりたがるかな。

砂漠に薔薇が、咲いてたら。
奇麗に見えないどころか。
不気味だよ。

サボテンだって、奇麗な花が、咲くのにさ。
変な女。

サボテンよりも、薔薇が、綺麗って。
誰が、決めたの?
そんなの、自分の心次第じゃない?

理想と現実の違いに負けて、堕ちる人間って。
劣等感が、強過ぎる。

劣等感が強過ぎる人間って、とんでもない事を仕出かすから。
嫌だなぁ。
怖いわぁ。

成れない者に、成ろうとする。
それって、どう考えても、心の病気。

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2019年10月30日

奥田英朗『邪魔』スピンアウト希望

井上刑事、かっこいい。
特に、この台詞が、かっこいい。

「少年係の物分かりのいい刑事さんとはちがうんだよ。
 貴様らの悩みなんかに耳を貸す気もねえ。
 人生相談には応じねえんだよ」


井上刑事主人公で、スピンアウト?
外伝?
書いて欲しい。

こんな、身も蓋も無い暴言を吐き。
若者達を冷たく突き放す、井上刑事。

なのに、悪ガキ共に、一目置かれて、信頼されてます。

綺麗事を言わない大人は、信用出来る。
若者は、本能で、知っているのでしょうねぇ。

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2019年10月16日

荻原浩『押入れのちよ』夫殺す妻

短編集です。

『殺意のレシピ』が、一番面白かった。
互いに相手を殺そうと画策する、夫婦のお話。

似た様な話が、筒井康隆だか星新一だかに、あったような気が。
するような、しないような。

ま、そんなことは、どーでもいいや。

キレた男の暴力に勝てる女は、そうそういないが。
心理戦の殺し合いで、女に勝てる男も、そうそういない。

女は、一気にカタつけるから。
男がじっくり計画練って、完全犯罪狙ってる間。
女は、もっとずっと、先いってる。

え、ここでやっちゃうの?
てな段階で、殺られるのがオチ。

予兆は、散々あったはずなのに。
定年後に、離婚届を突き付けられて泡食うのは、男ばっかりだし。

ヤるかヤられるかの、スリリングな夫婦関係。
私は、悪くないと思う。
少なくとも、夫婦が、対等だから。

DVやモラハラみたいな、一方通行な横暴よりは、全然マシ。

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2019年09月28日

川端康成『雪国』高等ユーミン

ノーベル文学賞を取った、川端康成大先生の『雪国』。

東京から、遥遥(はるばる)、新潟まで。
芸妓を買いに行くなんて。

優雅なこった。
羨ましいご身分だわ。

妬(ねた)み僻(ひが)み嫉(そね)み満載の感想しか、浮かばなかった。

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今みたいに、交通が発達した時代で。
日帰りできるなら、ともかく。

川端先生のような人を、昔は、高等遊民と言いました。
今は、ニートって言うのね。

働かなくても、飢え死にしない。
特権階級にだけ許された、大贅沢。
庶民の羨望の的、だったはず。

今じゃあ、国を挙げて、高等遊民対策(してるんだよね?)。
価値観って、間逆に変わるもんだなあ。

ところで。
私ってば、昔。
高等遊民を高等ユーミンだと、勘違いしてた。

荒井由実もしくは松任谷由実の、ユーミンです。
ユーミンのように、高度な才能に恵まれた人のことだと思ってたよ。



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2019年09月26日

梁石日『雷鳴』離婚NGな社会

婚姻は、両性の同意のみに、基づく。

日本の学校では、そう教えます。
今は、どうだか知らないけど。
オバちゃんの時代は、そうでした。

そういう教育を受けて、そういう価値観の社会に生きてる人間からすると。

結婚相手を自分で選べないとか。
離婚は、タブーとか。

冗談じゃないです。
勘弁して欲しい。
とてもじゃないけど、やってらんない。

21世紀の日本では。
本気で結婚したい成人カップルは、必ず、結婚できる。
親も天皇も総理大臣も、阻止する権利は、無いんだから。

好き合ってるのに、結婚できないカップル。
そんなのは、どちらかが、本気で結婚する気が、無いだけ。

皇族でさえ、自由恋愛で、結婚するご時世に。
周囲の反対なんて、理由にならんわ。

出戻りNGてのも、きっついわぁ。
想像しただけで、息が詰まる。

今の年寄りは、金持ってるからね。
年金、ガッツリもらってるし。
娘が出戻っても、生活、困らない。

寿命さえ続けば、孫の大学進学の費用も、出せる。
そんくらい裕福な年寄り、多いよね。

ビバ、経済発展!
貧乏な時代って、ほんっと、嫌だわあ。

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2018年03月08日

『おかゆネコ』吉田戦車

これまた、夫が、買って来ました。

180301.JPG

おかゆを作る猫の話です。
ネコスキー(猫好き)には、もんどりうつ面白さです。

うわ、なんと、7巻まで出てるのね。



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2016年04月15日

新田次郎『劒岳〈点の記〉』大作家過ぎる

新田次郎大先生の作品です。
大作家も超えて、ここまでの大物大文豪の作品になると、もう何も言えない。

わたくしごときが、感想述べるなんて。
僭越つーか、おこがましいつーか、畏れ多いつーか。

つまんねーと感じるのは、私の感性と感覚が間違ってるんだわ、きっと。

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漢字多過ぎて、読むのたるい。
今の若い子、錫杖(しゃくじょう)とか読めるのか?

つか、私も、よく知らん。
白魔道士ホトケの使う武器的な物?

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この小説は、映画化されてます。
一応、観てみました。

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感想は・・・。
うみゅーん。
むーん。

こちらも、ノーコメント。

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2016年04月14日

荻原浩『オロロ畑でつかまえて』落ちが華麗

どうしようもないド田舎が、地域活性化に頑張るお話。
同じく荻原浩さんが書いた、『メリーゴーランド』に似てる。
てか、同じだな。

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『メリーゴーランド』は、町おこし。
『オロロ畑でつかまえて』は、村おこし。
田舎度のスケールが、違うくらい。

オロロ畑のが、面白い。
落ちも、綺麗に決まってるし。

別に私は、漫才師でも関西人でもないんで。
そんなに落ちにこだわるわけでも、ないんですが。

どんな物事にも、落とし所って、あるでしょ。
戦争やヤクザの抗争にだって、妥当な落とし所というものがある。

落とし所を間違えると。
場合によっては、とんでもない事態になる。

第一次世界大戦の落とし所を、間違えたお陰で。
第二次世界大戦を誘発、とか。

放っておいて自然に華麗に落とし所が決まるのは、子供の喧嘩(大人が介入しない場合のみ)と、野生動物の縄張り争いだけ。

荻原浩さんは、上手く落とす作家さんだなぁ。
毎回、感心する。

美しく決着が付けられるってのは、かなりな才能だと思う。



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2016年04月10日

垣根涼介『ワイルド・ソウル』昔は7割税金

日本国家に騙されて捨てられた棄民が、祖国ではない国で、成り上がる。

そこまでの経緯だけでも。
パール・バックの『大地』や、山崎豊子の『大地の子』レベルの、感動超大作になりそう。

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なのになのに。
それだけで終わらせないところが、21世紀的つーか。
大変に、エンターテイメント的な仕上がりになってます。

外国で成功して高額納税してる時点で、日本国家への復讐は、済んでるよなぁ。
国家にとって一番困るのは、納税者が減ることだもん。
少子化の何が問題って、納税者が減るのが、一番の大問題。

日本国家の本音は、こんな感じじゃね。

ニートや引きこもりを国外追放。
外国で財を成してる元日本人を逆輸入。
できるものなら、そうしたい。

人道だの人権だの、めんどくせー。
でも、時代の流れ的に、無視できねー。

江戸時代までなら。
収入の7割を毟(むし)り取れたのに。
払えなきゃ、拷問できたのに。

戦時中までなら。
紙切れ1枚で、一般庶民を確実に死んじゃうレベルの戦場の最前線に、送り込めたのに。
拒否したら、拷問できたのに。

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posted by ちをみん at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍絡み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月06日

山田悠介『スイッチを押すとき』公平な国家

マフィアよりも緩い国家対応に、びっくらこきこき。

戦争も内戦も虐殺も民族浄化も粛清も内ゲバも、経験無い。
平和人間が、想像し得る、最高の国家的残酷さって。
このくらいのレベルなんだろうなぁ。

「拷問」と、聞いて。
鞭打ちくらいしか、想像できないような。
とっても優しい人種だもんね。

とか言ってる自分も。
戦争も内戦も虐殺も民族浄化も粛清も内ゲバも、経験したこと、無いけどさ。

『特別法第001条DUST ダスト』と『パズル』を読んだ時にも、感じたんだが。



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山田悠介さんの描く、近未来の日本国家は、かなり公平で平等。
一瞬だけ上手くいきかけた時代の、共産主義国家みたい。

どこがどう公平で平等か、つーのは。
ポル・ポト、毛沢東、スターリン、チェ・ゲバラ。
その辺りの史実でも読んでみると、うっすら見えてくる、かも。

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posted by ちをみん at 14:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍絡み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする