「犬は、生きてる間は、ペットだけど。死んだら守り神になって、飼い主を守ってくれるんです」。
非科学的だな。
全く根拠の無い、御伽(おとぎ)話。
それでも、凄く心が、癒された。
夏のレジャー費は、治療費に消えて。
辛さに耐えて、最期を看取って。
手厚く、葬って。
そんだけやって。
形見は、首輪と監察札。
守り神くらいになってくれなきゃ、やってられない。
割に合わないよ。
守ってよ。
一生私に取り憑いて、守ってよ。
たかが、犬一匹の話だけどさ。
死んだら、どんだけ辛くて、魂を抉(えぐ)られるか。
その辛さに、耐えられますか?
ペットショップとブリーダーは、犬を買う人に、その覚悟を問うて欲しい。
やるわけないよね。
犬が、売れなくなるもん。
お客さん、ドン引きだろうしね。
最期を看取る辛さと、飼ってる間の幸せ感。
ほぼ、等価です。
それでも、生きてる間に犬が与えてくれる幸せが、ほんのちょっとだけ勝る。
本当に、ほんのちょっとだけ。
その、ほんのちょっと。
ほんのちょっとだけの、幸せのために。
最期が、どんなに辛くても。
それでも私は、犬を飼う。
それが、何故なのかは。
自分でも、サッパリ、わからない。

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